「あなたは宗教家でしょ!」そう思わず言いたくなるようなお坊さんが田舎に行くとたくさんいます。私はお坊さんに対して否定的ではないのですが、これは私が実際に見た事、感じたた事です。「田舎の」と付けたのは「都会の」お坊さんを知らないからです。
まず、お坊さんに疑問を持ったのは、親戚の法事の際でした。
「何でおれがこんなクソ田舎に来なくちゃいけないんでよ!」
そう叫びながらタクシーから降りてきたお坊さんがいました。(事実です)このお坊さんは代理で来たらしく、文句たらたらでした。これじゃかなわないと思い、親戚はこのお坊さんに少し多めのお金を掴ませたのです。そうすると態度はコロッと変わり、まさに聖人と化したお坊さんに生まれ変わりました。(しつこいようですが事実です)
仏教は宗教です。キリスト教やイスラーム教とは違い、神様への崇拝ではありません。悟りを追求するいわば人間の内心を浄化させる教えです。宗教はそもそも道徳を教えるのが最大の役目なので、そう考えると仏教は道徳の意味合いがさらに強いのではないかと思います。
そんな仏教の僧侶の道徳心が希薄だという事に衝撃を受けました。
違うお坊さんの話ですが、私の地区に30歳前後の若いお坊さんがいます。完全に増長しています。近所の法事に参加したときに、檀家さんやその親類や近所の方が静かに正座して待っている時に、みんなの目の前で平気で「次の飲み会は何時ですか?コンパニオンは?」という会話をはじめました。また、他宗教や他の宗派について、また、TV等に出るような人気の僧侶に対しての悪口もすごいです。
このようなお坊さんを生んだ背景は檀家制度にあるのでしょう。檀家制度がお坊さんを強くし、増長させた原因である事は間違いありません。檀家制度は日本独特のモノですが、メリットもたくさんありますし、今の日本を形造ってきた1つの要因とも言えます。しかし、お坊さんの道徳格差を確実に生んでしまった1つの原因とも言えるのです。
今、道徳格差と言いましたが、素晴らしい説法を行うお坊さんもたくさんいて、当然ながら立派なお坊さんにはたくさんいます。
どうも、立派なお坊さんと残念なお坊さんの割合が半々ではないかと感じています。しかもその格差が大きいです。立派なお坊さんは徹底的に立派で、残念なお坊さんは一般人と比べても道徳心が低いと感じてしまいます。
「●●のくせに!」という言葉は差別にもつながるので、本当なら使いたくない表現ですが、道徳を説き、人々を成仏に導くお坊さんに対しては「坊さんののくせに!」と言わざるを得ません。
近所付き合いの中でもお坊さんとの関わりが出てくることがありますが、お坊さん全てが聖人ではない事は頭に入れておく必要があります。
とても残念な事ですが…。
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