もともと、人間は仲間を囲い外敵を作り出そうとする習慣があります。外敵を作る事により仲間の結束を図ろうとするわけです。一言で言うと差別意識です。しかし、日本人は古来からの道徳心が行き届いている為に、諸外国に比べて差別意識が低いとされてきました。いわゆる「気を遣う」精神です。曖昧な表現を使う日本人は、時に外国人の誤解を生みますが、この事こそ「気を遣う」精神の現れです。
日本人の道徳心は年々劣化しているのは、残念ながら事実です。昨今言われている「個性の時代」という言葉ですが、これは非常に危ない言葉ではき違えている人がとても多くいます。個性と自分勝手を混同し、わがまま放大に振る舞う行為です。またそれにより周りに迷惑をかけている事に気が付いていないのが問題です。
残念なことに、近所付き合いで悩んでしまう要素が日本中で増えてしまっているのが現実です。仲間の囲い込みや理不尽なイジメを求める性質が人間の根底にある為に、近所付き合いのトラブルが消え去る事は正直期待できません。
では、近所付き合いをスムーズに進める為の対策は無いのかというと、決してそんな事はありません。まず、ここまで述べたような人間の心理を少しでも知っている事が、トラブル回避の1つの手段となります。自分の行動、自分と近所の人たちとの関係を探る事も重要ですが、そもそも「人間ってこんなもの」と割り切ってしまうと、人間関係構築は非常に軽く感じてきます。知識があるという事は自分にとっての"鎧や盾"になりますし"剣"にもなるのです。
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あなたが、近所付き合いがうまくいかなくて悩んでいるのなら、だた悩んだり悲しんだりするのではなく、ブロックを1つずつ組むような知識付けを行ってみてください。きっと解決に向かうはずです。
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